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シャドーボックスの作り方「基本編: 組みについて」

シャドーボックスの組み方

こんにちは、シャドーボックス職人のray(@ray_shadowbox)です。

前回は「カードの曲げ方」について解説しました。

今回は、いよいよシャドーボックスの最終工程

組み

について解説していきます。

ray

ここまでこれば、シャドーボックスの完成は目の前です!

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シャドーボックスの組み方について

用意するもの

木工用ボンド

速乾の木工用ボンド

シャドーボックスのパーツの接着には木工用ボンドを使用します。

パーツの位置を微調整
  • 乗せてからパーツの微調整ができる。
  • 乾くと透明になるので作品を汚さない。

などなど、木工用ボンドはシャドーボックスと相性抜群!
とくに速乾タイプのものがオススメです。

瞬間接着剤だとカードがヨレたり、インクが滲んだり、強力過ぎてパーツの位置の微調整ができなかったり。
シャドーボックスと瞬着はなにかと相性が悪いのです。

ピンセット

ピンセット

細かいパーツを取り扱うときのために、ピンセットを用意しておくと便利です。

先が平型のピンセット

先が平型のモデルを使うと、カードを傷つけずにパーツを掴めるのでオススメです!

カードを重ねていく

階層ごとに重ねていく

それでは実際に「組み」の作業に入ります。

切り抜いたカードを、階層順に重ねていきます。

ray

組みの作業では奥のパーツから順番に乗せていきます。

絵柄の前後を考えながら、パーツを乗せる順番を決めていきましょう!


ボンドを盛る

パーツの立体感や飛び出し具合によって、ボンドの量を調整します。

ray

たわわなおっぱいにはボンドを盛りに盛っていきます…!


小さいパーツはピンセットを使う

小さいパーツにはピンセットを使います。

パーツを組み合わせていく
ray

一度ボンドを使い始めると、作業は時間との戦いになってきます。

臆せずに、どんどん組み上げていきましょう!

スペーサーについて

カード間の距離を広げる

カード同士の距離をひらくために「スペーサー」を噛ませましょう。

スペーサーを使う

いらないカードの切れ端などを利用して作ります。

スペーサーでカーブを維持する

小さなパーツを浮き上がらせるときにも、スペーサーは有効です。

スペーサーの作り方

0 5mmの厚紙

一番自由度が高いのは、厚紙を使う方法。

厚紙を小さく切る

厚紙を必要なサイズに合わせて量産。

厚紙を重ねて固定する

切り出した厚紙をボンドを使って重ねていきます。

5mmぶん重ねたスペーサー

こちらは5mmぶん重ねたスペーサー。

ray

カード同士の間隔が広くなると、作品がダイナミックに見えます!


厚さ5mmのカラーボード

5mm以上の隙間をあけたい場合には、カラーボードを利用するのもお手軽です。

カラーボードを使ったスペーサー

カラーボードは断面も黒いので、安心してシャドーボックスに使えます!

Check

奥行きを付けすぎると、かえって不自然になってしまう場合があります。
作品の構成をよく考えながらスペーサーの厚さを決めましょう!

スペーサーの重要性

薄いスペーサー

スペーサーの厚さひとつで、シャドーボックスの印象は大きく変わってきます。

いろいろ試して、自分なりの理想の方程式を見つけてみてください!

ray

この1mmにも満たない薄いスペーサーがカードの立体感を左右するのです!

シャドーボックスの完成

完成したシャドーボックス

遊戯王カードのブラック・マジシャン・ガール(15AY-JPB03)を使用したシャドーボックスが完成しました!

以上の「基本編」の工程を経て、ひとつの作品ができあがりました。

UVレジンを使ったシャドーボックス

このシャドーボックスには、トップコートコーティングやUVレジン加工など「基本編」では解説しなかった技術も使用しています。

そのあたりの追加技術はこれから「応用編」で紹介していこうと思っています。

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